田中3失点8勝、楽天一夜で最下位脱出7月29日10時23分配信 日刊スポーツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000057-nks-base 〔写真〕8勝目を挙げベンチでナインと握手をかわす田中(右)(撮影・下田雄一)

<オリックス3−4楽天>◇28日◇スカイマーク
負けない18歳の若きエースが、またチームを救った。楽天田中将大投手(18)が28日のオリックス戦(スカイマーク)で7回3失点と粘投し、8勝目を挙げた。まだデビューから連敗なし。高卒ルーキーで連敗せず8勝到達は66年堀内以来、41年ぶりだ。チームの連敗を止めたのもこれで6度目。マー君がどんどん頼もしくなっている。球宴第2戦(21日)で6失点と炎上したが、翌22日に母校・駒大苫小牧高の決勝を観戦。原点に立ち戻った田中が、後半戦白星スタートを飾った。
マー君には、真夏の熱戦がよく似合う。ジリジリと焦げ付くようなシーソーゲームで、7回118球3失点。毎回走者を背負いながら、8勝目をもぎ取った。9回、離脱した福盛に代わる新ストッパー小山が3つ目のアウトを奪うと、ようやく笑みを振りまいた。
田中「オールスターであれだけ打たれた後だったので、前半は緊張しました。ただ走者を出してから粘り強く投げたことができたのはよかった。粘れたから勝ちがついたと思う。野手の人に助けられたので、次はもっと自分で引っ張っていけるような投球をしたい」。
21日、仙台での球宴に新人ながらファン投票で出場。先発で2回6失点。打ち込まれた直球を今後の課題に挙げた。この日は変化球中心で、直球はコースを突いた。持てる力をすべて注いで、オリックス打線を振り切った。野村監督も「今日は70点」と話すように、球威も制球も本来のものとは遠かった。7回には、マウンドでボールにささやいた。ひたすら粘り、勝利を呼び込んだ。
チームの連敗を止めたのはこれで6度目。この日も連敗を2で止め、チームを1日で最下位から脱出させた。試合前、野村監督は「いつもマー君が止めてくれる」と連敗ストップへ期待を寄せた通りとなった。田中自身もデビュー以降、まだ連敗がない。66年巨人堀内以来で、あの西武松坂(現レッドソックス)でさえ、8勝時点で連敗を2度記録していた。
この日神戸の試合開始時の気温は30度、湿度は75%。うだる暑さの中で、チームの苦境を救った。2年連続甲子園決勝の舞台を踏んだ夏男の本領発揮だった。「こっち(関西)は湿度が高いので、苦労しますが、何とか気持ちで乗り切った」と胸を張った。高校時代はアンダーシャツを着替えなかった。プロ入り後も1枚で通してきた。紀藤投手コーチに「オレは9枚、イニング分、用意してたぞ」と驚かれても「1枚でいいですよ」と話していた。ただ「今日はさすがに着替えました」と苦笑い。柔軟な対応はプロ投手として投球だけじゃなかった。
球宴の翌22日には、母校・駒大苫小牧の南北海道大会優勝を観戦。「はしゃげました」と旧友と18歳の時間を持ち、リフレッシュ。地元関西で初勝利に「(観戦4連敗だった)親の前でいい投球ができてよかった。やっと親孝行できました」と18歳の笑顔を見せた。新エースは、球団最多勝の9勝にも王手をかけた。田中のドラマは、これからが夏本番だ。【金子航】
楽天・田中8勝!復活7回3失点…6度目!連敗止めた!7月29日8時3分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000080-sph-base ◆オリックス3−4楽天(28日、スカイマーク) 思わずはしゃいだ。試合後、ベンチ前でナインを迎える田中は、笑顔でハイタッチを重ねた。「粘り強く投げられたところは良かったと思う。今日は野手の皆さんに助けられた」支えてくれたバックに感謝しながら、逆転勝ちで手にした後半戦初勝利8勝目は、05年の岩隈の9勝に次ぐ球団歴代2位。しかし、何より勝利がうれしかった。
写真はコチラ
試行錯誤のマウンドだった。めった打ちを食らった球宴から中6日。「あれだけオールスターで打たれた後の登板で、前半は緊張した。自分は真っすぐがまだまだなんで、変化球をうまく使った」最速は150キロをマークしたが、序盤は直球が決まらず変化球主体で組み立てた。調子は決して良くなかったが、7回を8安打3失点。4試合連続アーチで計5発と当たっているローズから3三振を奪い、うち2つは変化球だった。「最近当たっているバッターで警戒していたので、この結果は良かった」と収穫もあった。
兵庫県出身のマー君が、ようやく故郷に錦を飾った。「親が見に来た試合は、これまで良くなかった。親孝行ができた」今季の地元・関西での登板は2戦2敗。スタンドに駆け付けた両親、中学時代に所属した宝塚ボーイズの後輩らの前で恩返しをできた。
自身の白星でチームの連敗を止めたのは今季6度目。チームもひとまず最下位を脱出した。「後半戦? 何も変わることはない」と田中。だが球宴の"教訓"をすぐに生かしたことは、さらなる進化を予感させた。
◆田中の球宴 楽天の本拠地球場フルキャスト宮城で開催された21日の球宴で、高卒新人5人目となる先発。初回に小笠原への4球目に自己最速の153キロをマークしたが、2回に阿部の3ランなど、6連打を含む7安打を浴びて6点を献上した。球宴での1イニング6失点は2試合シリーズの新記録で、7被安打はタイ記録だった。
マー君が両リーグ新人トップ8勝目!楽天1日で最下位脱出!7月29日8時1分配信 サンケイスポーツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000012-sanspo-spo
(パ・リーグ、オリックス3−4楽天、13回戦、6勝6敗1分、28日、スカイマーク)楽天・田中将大投手(18)=写真=が28日のオリックス戦(スカイマーク)に先発し、7回8安打3失点で8勝目をあげた。ドラフト制後(1966年以降)の高卒新人投手の8勝以上は、99年の西武・松坂大輔(現レッドソックス)以来8人目の快挙。34号本塁打&勝ち越し適時打の山崎武司内野手(38)の援護を受け、パ・リーグ奪三振王の右腕が、チームを最下位から5位に浮上させた。
3者凡退が1度もない苦しいマウンド。毎回走者を背負いながらマー君が粘った。変化球を駆使して打たせる投球で、7回8安打3失点。パ・リーグでは、なぜかソフトバンクにしか勝てなかった田中が、壁を打ち破っての白星だ。
「正直、調子はよくなかったですね。でも、走者を出してから粘れたのはよかったし、それが勝ちにつながりました」
2回で6失点を許した21日の球宴(フルスタ宮城)から中6日の登板。「あれだけ打たれたあとなので緊張した」と立ち上がりから体は重かった。悪いなりに修正できるのが、スーパールーキーの証しだ。「変化球でうまく組み立てられた」。95年の岩隈の9勝に次ぐ、球団歴代単独2位の8勝目は、成長を感じさせる内容だった。
試合前、「マサヒロのときは打てるんだよな。きょうも打つからな」と声をかけた山崎武が、四回に宣言通りの一発。これで自分が登板した試合での本塁打は7本目。主砲への恩返しは、キングを争うローズ斬りだ。3三振を奪い、奪三振率8.89でリーグトップの剛腕の面目躍如だ。
兵庫・伊丹市生まれ。地元関西で初勝利だ。「親が見にきてくれた試合ではいつも悪かったので、やっと親孝行ができたと思います」。スタンドで声援を送った両親にようやく白星をプレゼントし、笑みもこぼれた。
「70点だな。直球のキレも制球も悪かった。よう3点でおさまったよ」と野村監督は辛口だったが、チームは一夜にして最下位から脱出した。前回最下位に転落して迎えた5月2日のソフトバンク戦勝利に続き、またもチームを窮地から救ったマー君。一戦ごとに大きくなっていく。
連敗ストッパー!田中8勝最下位脱出7月29日6時6分配信 スポーツニッポン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000000-spn-spo〔写真〕<オ・楽>7回、北川を打ち取り、雄たけびを上げガッツポーズをみせる田中

【楽天4−3オリックス】楽天が1日で最下位を抜け出した。球宴後初登板のルーキー田中将大投手(18)が28日、オリックス戦で7回8安打3失点。両リーグ新人単独トップの8勝目をマークした。高卒新人投手による7月中の8勝到達は66年・堀内(巨人)、99年・松坂(西武)に次いで史上3人目。田中がチームの連敗を止めたのはこれで6度目となった。主砲の山崎武が34号ソロを含む3安打2打点とチームは久しぶりに投打がかみ合った。
ウイニングボールを左手に、田中は聞き慣れた関西弁のエールに初めて笑顔で応えた。今季6度目の連敗ストップ。チームを最下位から引き上げる大仕事だった。ファンに手を振ってロッカーに消える背中には風格さえ漂っていた。
「調子はよくなかった。でも、粘れたことが勝利につながったと思う。チームの流れが悪いときは自分が止めてやると思ってマウンドに上がっている。そういう結果になってよかったと思う」
悪いなりに抑える。粘る。田中の精神力が詰まった投球だった。2点リードの4回、先頭の北川に8号ソロを浴びてリズムを崩した。1死二塁から大引に同点中前打。さらに平野恵には無警戒だった勝ち越しスクイズを決められた。それでも7回まで毎回走者を許しながら失点は4回の3点だけ。ソフトバンク以外ではパ・リーグ相手からの初白星を「変化球をうまく使って、真っすぐも要所では使ってうまく組み立てられた」と振り返った。4戦連発中のローズは3打席連続三振に斬り「絶好調のバッター。警戒していたので結果はよかった」と胸を張った。
オープン戦を含めて関西では4度目の登板で初勝利。これまで関西遠征では必ず兵庫・伊丹市の自宅に1泊したが初めて帰らなかった。「実家に帰った時は2敗。さすがに今回は帰らない」。親離れが功を奏し、観戦した両親の目の前でも初めて勝った。「本人も気にしていたからホッとしてるんじゃないかな」と父・博さん。「親が見に来た試合は全部よくなかった。やっと親孝行できた」と田中は笑った。
孝行息子に救われた野村監督は「最下位脱出?順位のことは言うな。マー君は70点。球速ないし、コントロールも悪い。よく3点で収まった」。一人前と認めたからこその辛口評だった。05年に岩隈がマークした球団最多の9勝にあと1勝。「きょうも野手の皆さんに助けてもらった。次は自分がもっと引っ張っていけるような投球をしたい」。投げるたびに成長する18歳は、その右腕にチームの重みをしっかり感じている。
<オリックス 最下位逆戻り>オリックスは田中を攻略し切れなかった。日高が2併殺を喫するなど好機で打線がつながらず、コリンズ監督は「良い投手だし、併殺を打たされて抑えられた」と悔しそうだった。1日でまた最下位に転落。唯一の好材料は大引が初の4安打と気を吐いたこと。コリンズ監督も「努力家だし、超一流になりたいという気持ちを持っている」と、新人の活躍だけは褒めた。